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第1回派遣検定アワード受賞企業 株式会社カインズ様インタビュー

カインズさま

人材ビジネスコンプライアンス推進協議会では、2020年度に実施いたしました第21・22回派遣検定におきまして、最も合格率の高かった企業(※)を
第1回派遣検定アワード 年間最優秀合格率企業として表彰いたしました。
(※年間延べ20名様以上の団体受験企業さまを対象)

今回、栄えある第1回受賞企業の株式会社カインズ様にインタビューをさせていただき、派遣検定の受験に至る背景や、高い合格率の秘訣、検定合格が業務にもたらした影響などについてお伺いしました。

―社員のみなさまに派遣検定の受験を推奨している理由をお聞かせください。

 派遣社員の皆様、派遣先・お取引先様、ご登録者様をはじめとするカインズグループに関わってくださる皆様との信頼向上のため、また従業員一人ひとりが人材派遣業に携わるプロとしてコンプライアンス能力の標準化を目指し、2010年の第1回派遣検定から毎回欠かさずに受験させていただいております。

―合格のために社内で取り組んでいらっしゃることなどはございますか?

 受験者のために、カインズグループでは3つの取り組みを行っております。

 1つ目は、入社時に3日間の関連法規研修(労働基準法、労働契約法、労働者派遣法など)を実施しております。
こちらの入社時研修は派遣検定の受験有無に関わらず、新入社員全員が受講する研修ですが、入社間もない段階で人材派遣業に係わる法律の基礎を学びます。また、研修内では派遣検定の案内も行い、新入社員の自己啓発の一環として派遣検定の合格を推奨しております。

 2つ目は、派遣検定合格者による検定合格に向けたフォロー体制を確立しております。
各部署に派遣検定合格者がいるので、勉強会の開催、毎日5問出題など各部署の担当者ごとに受験者へのフォロー方法は異なりますが、合格までのサポートを行っております。また受験者にとっても、フォローしてくれ先輩社員が明確にいることにより、質問等を気軽に行うことができます。

 3つ目は選抜試験の開催です。各従業員は半年ごとに開催される派遣検定に向け、各自準備を行い、社内にて実施される選抜試験に臨みます。選抜試験を通過することができた従業員のみが派遣検定を受験することができます。社内にて選考基準を設けていることも高い合格率を維持できている要因の1つと考えております。

―検定合格に向け、社内の研修・教育体制が整っていらっしゃるのですね。
実際の成果や反応はいかがでしたでしょうか?受験者様の声をお聞かせください。

 先輩社員が派遣検定受験者一人ひとりに対して毎日過去問を送ってくれたり、間違えやすい問題の傾向を分析してアドバイスしてくれたりと、とにかく親身になってサポートしてくれました。受験者に対する協力体制はかなり整っており、受験本番まで良い精神状態で挑むことができました。
選抜試験や過去問などではなかなか実力が出せませんでしたが、先輩社員のフォローもあり無事に合格することができ安堵しています。せっかく身に付けた知識を無駄にしないように、今後も業務に活かしていきたいと思います。(事務職)

 受験すると明言したときから事業所の方々から応援していただき励みになりました。営業部からは契約書等を実際に見せて頂き、先輩社員から参考書を譲り受けたり、事業所の方々に助けて頂いたのも合格に繋がった大きな要因だと思います。
派遣検定問題集を読み込めば、基本的な問題は理解できました。問題集、テキストをしっかり読み込めば合格できると思います!(コーディネーター職)

-みなさましっかりと合格に結び付けられていて大変素晴らしいですね。
派遣検定の学習や合格は、その後の業務にどのような影響を与えているでしょうか?合格者様の声をいくつか教えてください。

【営業】
・新規や既存のお取引先様との商談の際に名刺などのロゴから話が広がった
・労基法、派遣法、各保険関連に明るくなったことで、お取引先様や派遣スタッフ対応がスムーズになり、質問等に対しての持ち帰り確認が減った
・契約書作成依頼や保険の加入要件の案内など事務手続きにも活きた
・他社営業との差別化が図れた

【営業事務】
・契約書の作成時に不備に気付けるようになった
・営業部からの様々な質問に対しても、スムーズに答えられるようになり、知識が定着していると実感した

【コーディネーター】
・派遣に初めて登録される方に対して、滞りなく説明できるようになった
・面接時に質問を受けた際も、先輩社員に頼ることなく受け答えできるようになった

―様々な具体例を挙げていただき、ありがとうございます。派遣検定の学習や合格が、はたらくみなさまの一助となれば大変光栄に存じます。
最後に、総務部長の坂田様より、派遣検定についてコメントをいただきました。

 人材派遣業は様々な法律が絡み合い、その仕組みは複雑多岐に渡ります。派遣会社も派遣としての働き方も法改正と共に時代に合わせて変化しています。「現行法を理解できているのか」、「知識のブラッシュアップはできているか」などを確認するための1つの指標として派遣検定はとても重要です。

 インタビュー内でも触れましたが、カインズグループでは第1回の派遣検定から受験させて頂いており、新入社員を除けばほとんどの従業員が受験し、合格しております。中堅以上の社員であれば、自分に足りない知識、必要な知識は自覚しているので行動に移せますが、新入社員の場合は人材派遣業が初めての方が大半で、何から学べば良いか、どうやって学べば良いかがわかりません。そんな時に、派遣検定合格という明確な目標があるだけで学びの一歩を踏み出すことができます。業務取扱要領を読み、人材派遣業の理解を深めることにより、人材派遣業に携わる社会人として成長することができます。そして自分の成長度合いを測る指標として派遣検定の合格があります。

 カインズグループでは今後も、従業員一人ひとりの成長のために、派遣検定の合格を推奨してまいります。

―カインズの皆様、そして坂田様、インタビューありがとうございました。